会計経理マンの転職

簿記検定試験


会計経理マンの仕事と求職転職

売上、経費、純益、営業益、損金、減価償却、内部保留などなど、現在の企業活動は大企業、中小企業問わず、非常に複雑な形でお金の動きを追う必要があります。いわゆる、「幾ら入ってきて、幾ら使って、幾ら貯金」というようなシンプルな計算で済む単式簿記であれば、簡単な四則演算が出来れば出来てしまいますが、貸借対照表が絡んで、総合的な資産状況を把握する事を可能にする複式簿記は、それなり以上に簿記の知識がないとうまく扱うことができません。しかし、現在の会社の主流である株式会社は実に様々なところから融資や資金調達を行って経営され、利益も多岐にわたって分配されていくため、単式簿記では会計の用を満たしません。すなわち、実質、企業で会計をするということは、簿記知識を身に付けて複式簿記を用いる必要があるということです。

この点から言って、簿記技能知識を有する人材というのは、どこの企業もある程度の人数必要としています。こういった場面で働く、いわゆる会計経理職のお仕事は、月次決算・年次決算、年末調整・確定申告、給与計算・社会保険、支払い・請求業務、伝票作成・管理といったものになります。大きな企業ではこのそれぞれに人員が配備されることもありますが、大多数を占める中小企業では、このうち大半の業務を兼任で担当し、特に仕事量が大きい業務に関しては専任の会計経理事務員をつけるという形になるでしょう。このため、中小企業では会計経理の人員が1〜3人程度で、募集も前任者が何らかの理由で退職した場合に行うということが多くなります。募集は1〜2名となります。中小企業の会計経理職への転職を考えている人は、ポツポツと出てくるこうした求人を逃さないようアンテナを高くしておくことが重要でしょう。こうした募集の場合、職種が予め会計経理と決まっていますので、簿記検定2級程度を採用条件にしている、もしくは優遇するという事を明記している事が多いようです。1企業あたりで必要とされる人員は多くないのですが、ほぼすべての企業で必要とされる関係上、常に少しづつは求人募集がある職種だとも言えますので、求職中の人はやはり簿記などを身に付けておいて損はないと言えるでしょう。

大企業においては、会計経理は専門の部署を設けているのが普通です。企業規模が大きくなると加速度的にお金のやり取りが複雑化するので、年次決算などとなれば複数人がかりで入力、管理、チェックを行うことになります。通常の決済処理の時は足りている人員も、決算期になると人手不足になるため、決算期のみの短期契約で求人を出すことがあるというのも、この会計経理職の特徴でしょう。少々アクロバティックですが、こうした短期の会計求人だけを渡り歩くという仕事スタイルもありえなくは無いでしょう。
なお、会計の仕事として会計監査などもありますが、こちらは主に公認会計士が、税務関連は税理士が行うのが普通です。

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